理念

ベーシックインフラの地産地消率100%

ベーシックインフラ
の地産地消率100%

私たちは、「ベーシックインフラ」の構築による「生きる(ライフスタイル)」の変遷を目指して活動する企業です。ベーシックインフラとは、生活に最低限必要な食料とエネルギーのことであり、私たちはベーシックインフラの地産地消率100%を目指します。

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ベーシックインフラの利点

ベーシックインフラ
の利点

東北地方における一般的なくらしでは、1ヵ月あたりの消費支出のうち約1/3を食料とエネルギーが占めています。
私たちは、ベーシックインフラを地産地消することにより、以下4つの項目が実現されると考えます。

① 時間に余裕のあるライフスタイル

生活コストの内、37%の支出を自分たちの手で作ることにより、心に余裕が生まれ、過度に労働に時間をつぎ込む必要が無くなり、豊かな時間を過ごせるライフスタイルに移行することができます。

② 最低限のライフラインの保証

食とエネルギーがお金を介さずに確保されることで、災害時や感染症流行時にライフラインとして機能します。

③ 化石燃料・鉱物由来のエネルギー利用量の低減

家庭用電気において電力会社の保有する、原子力・火力発電由来の大規模電力の利用量を少なくするとともに、地域でエネルギー事業の創出ができます。

④ 二酸化炭素排出量の削減

食料とエネルギーを自給することにより、海外や国内他地域からの食料・燃料運搬や、火力発電により発生する二酸化炭素の排出量を削減できます。

「生きる」の本質

「生きる」
の本質

「くらす、はたらく、あそぶ」の三要素

「くらす、はたらく、あそぶ」
の三要素

私たちは、「生きる」を「くらす、はたらく、あそぶ」の三要素から構成されているものとして捉えています。その中で「くらす」の基盤となるベーシックインフラを、可能な限り市場経済から切り離すことで、豊かなライフスタイルが実現できると信じています。

くらす

住んでいるコミュニティで生命維持に必要な「衣食住」のことを指します。

はたらく

「お金」を獲得するために行う労働のことを指します。

あそぶ

個人が娯楽として楽しむ時間を指します。
現代の生活において、これらがどういった関係になっているかというと、私たちは「はたらく」ことによってお金を得て、「くらす」ために必要な物を購入し、余ったお金で「あそび」ます。

百は、「くらす」のうち「水と食料」および「電気と熱」を地産地消することで、「はたらく」で得たお金の中で「くらす」ために必要な出費を少なくしようと考えています。

それに伴い、過度に「はたらく」に時間を費やすことなく、ゆとりのある豊かな生活ができると考えています。さらに、「くらす」を自分たちで作り出す過程で「あそび」が生まれます。それは、外食や旅行のような消費的な「あそび」ではなく、例えば、薪生産や農業のように「くらし」を営む過程で副産物として生まれる生産的な「あそび」です。

また、「はたらく」と「あそぶ」の境目をつけずに働くことが出来る人の数は限られているのが現状です。

社会が回るうえで、重労働をしなければならない人もたくさんいます。したがって、現代のシステムでは、自分がやりたくない「はたらく」を全員がしなくなってしまうと、それはそれで社会が回らなくなってしまいます。

しかし、「はたらく」の部分で資本主義的な競争をするのは悪くないことだと思います。

現代社会に生きている以上、資本主義からの完全な脱却は不可能です。私たちは、資本主義の恩恵の下、このような高度に科学技術と医療が発展した安全な社会に生きることができています。

すなわち、百の理念は、ただ過去の自給自足的な暮らしに戻るのではなく、

「はたらく」と「あそぶ」の部分では資本主義を受け入れながら、「くらす」の基盤となるベーシックインフラの地産地消率100%を達成すること

この理念に基づき、都市(仙台市、山形市)で仕事を持つ人たちでも参画可能な、里山地域(川崎町)の資源を活かした 「百の里」の構築を目指しています。