百は、里山からエネルギーと恵みをお届けします!

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エネルギッシュな里山林業

エネルギッシュな
里山林業

私たち川崎町民にとって、里山は家のすぐ裏にある、身近な存在です。人にとって、そのかかわり方は様々。薪を調達したり、炭を作ったり、山菜をとったり、放牧したり。
そんな、町の暮らしと身近だった里山が、化石燃料への転換や、経済性重視の暮らしを求めた結果、里山に手を入れる機会が減りました。
その結果、里山林の荒廃、皆伐地の崩壊、ナラ枯れの拡大、獣害の増加など、 里山をとりまく問題が数多く発生しています。
百は、エネルギッシュな里山林業を通じて、たくさんの人々が里山に興味を持ち、足を踏み入れ、里山に関わっていただくことで、里山から元気と恵みをいただけるような里山づくりをしたいと考えています。

現代の里山の悩み

現代の
里山の悩み

「里山の荒廃」「伐採跡地の崩壊」「獣害増加」と、現代の里山は大きく分けて3つの悩みがあります。

(1) 里山の荒廃

川崎町は、人家の裏に杉林、その裏に雑木林が広がっている地区が多くみられます。雑木林は、かつては薪や炭焼きのために使われていましたが、石油エネルギーへの代替により、利用が低下していきました。その結果、人の手が加わらなくなり、樹木の老齢化やナラ枯れが拡大し、里山の荒廃が進んでいます。

(2) 伐採跡地の崩壊

50年後は売れると思い造林した杉林は、現在は木材の価格が低迷しているため、今のうちに売り払って伐採を委託している方々も多く見受けられます。林業行政では、高性能林業機械などの導入補助により伐採が促進されてはいますが、木材価格の低迷や資材費のコスト増により、再造林が難しい状況です。そのような場所では、大雨による伐採跡地や林道の崩壊が近年多発しています。

(3) 獣害増加

林業衰退、里山利用の低下により、これまで維持されてきた人里と野生動物の境界が不鮮明となり、畑や田んぼへの獣害が多発しています。川崎町でも、クマやサル、イノシシなどが人家や道路に出てくることが増えてきており、自然を求めて田舎に住んでいる人たちも、気軽に散歩をしたり、農作業をしたりすることが難しくなっています。

里山のエネルギーを
誰もが得られる地域を目指す

里山のエネルギーを
誰もが得られる
地域を目指す

里山林業のビジョン①

私たちの生活には、お風呂や部屋の暖房など、たくさんのところで熱エネルギーを必要としています。“薪”を中心とした燃料を調達し、できる限り地域の中で回すことで、地域林業の振興と、エネルギー自給率の向上を目指します!
さらに、美しい山に入ると、心と身体が元気になります。里山からエネルギーをわけてもらえるような、そんな里山づくりを目指します!

次の世代に手渡せる
環境と経済の両立を目指す

次の世代に手渡せる
環境と経済の
両立を目指す

里山林業のビジョン②

林業は、「きつい」「汚い」「危険」、そして儲からないと言われている産業です。このままでは、里山は荒廃し続け、次の世代につなぐことができません。
百の林業は、“壊れない道づくり”を基本的な柱として、安全に作業できるとともに、長期的な時間軸の中で、作業の効率化や経営コストの削減を図り、持続的に経営できるような林業をつくります。「健康的」「気持ちいい」「かっこいい」の新しい3つのKを目指します。

壊れない道づくり

壊れない
道づくり

百の林業で、大切にすること1つ目

百の林業で、
大切にすること1つ目

百の林業では、里山の中に“壊れない道”を整備します。“壊れない道”があることで、その後の作業の安全性や効率性が保たれるとともに、誰もが里山に足を踏み入れやすくなる環境をつくることができます。下記は「壊れない道の特徴」です。

小規模(伐開高1.4m未満、道幅2.5m)であること

壊さず、使い続ける

里山の中に、高い密度で整備すること

作業効率UP

里山にあるものを無駄にしないこと

経営コスト削減

たくさんの人が関わること

たくさんの人が
関わること

百の林業で、大切にすること2つ目

百の林業で、
大切にすること2つ目

多くの方々が、里山と関わる機会が減っています。一人でも多くの方が、里山を知る、里山に興味を持つ、里山で活動するというように、里山に関わるステップを踏んでもらいたいと考えています。

薪や炭、山菜やきのこ、森林散策や動物ウォッチングなど、幅広いコンテンツの中で、自分が楽しいと思えるものを見つけてもらえたら嬉しいです。