未来構想

私たちのビジョン

百の理念のもと、ベーシックインフラを備えた「百のやど」を川崎町青根温泉の麓に建設しました。 私たちは宮城県川崎町で、食とエネルギーの地産地消率100%を目指します。

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完成までの道のり

完成まで
の道のり

百の里完成までの過程は、大きく分けて「土地(百の山)整備、自伐・製材」「宿泊施設(百のやど)建設」「コミュニティ(百の里)発足」の3つです。

① 土地(百の山)整備、自伐・製材(2021年11月 完了)

2019年1月15日に15163㎡の杉林を手に入れ、「百のやど」を建設するための土地整備を開始しました。2019-2021年にかけて、建設に必要な本数の杉を自伐し、伝統構法大工が敷地内で製材・刻みを行いました。

② 宿泊施設(Ecommodation 百のやど)建設(2022年4月 完成)

ベーシックインフラを備えた生活を体験できる、百年後の古民家となる宿泊施設「百のやど」を建設しました。この場所は百の活動の発信拠点であり、多くの仲間を巻き込むためのみんなの居場所です。熱源には、薪と太陽熱を、電力の供給源は、太陽光発電を利用しています。段階的に太陽光発電から水力発電へと移行していく予定です。

③ コミュニティ(百の里)発足(2025年前後)

百のやどを拠点とし、百ファミリーや「まきこめいと」が持続的に暮らすためのコミュニティとしての一歩を踏み出します。里山文化と科学技術が融合したコミュニティを目指し、主エネと主食である「薪と米」は、百ファミリーと「まきこめいと」で楽しく豊かに作っていきます。

食料の地産方法<田畑と狩猟>

食料の地産方法
<田畑と狩猟>

ベーシックインフラ構想 No.01

ベーシックインフラ構想
No.01

「百のやど」や「百の里」周辺は、夏は冷涼、冬は積雪が多い地域で、気候に対応した農作物づくりが求められます。 また、農薬や除草剤などをなるべく使わずに栽培しているため、草取りや日々の野菜の見守りが大切です。 加えて、東日本大震災後、川崎町ではかつてはほとんど見られなかったイノシシによる獣害が急増しています。 そのため、近隣の農家が協働で出資し、電柵の購入から設置・管理する必要性が生じています。 このように世帯単位の週末農業では、日々の農地管理に十分な時間を割くことができません。 そこで、「百の里」では、米や加工用大豆など、 食料自給の基盤となる品目に関してはコミュニティ単位で管理を行います。 また、人間が生きるためにはタンパク源の確保も必要です。 獣害への対策とタンパク源の確保に繋がるよう、狩猟や養鶏にも取り組みます。水は井戸水から賄います。

電気の地産方法<小水力発電>

電気の地産方法
<小水力発電>

ベーシックインフラ構想 No.02

ベーシックインフラ構想
No.02

日本は、降雨量が多く起伏も激しい地形であることから水力発電の適地です。しかしながら、環境面を考慮すると今から新しく水力発電のためにダムを建設することは好ましくありません。百は、「NPO法人川崎町の資源をいかす会」と協力しながら、河川や水路を利用した小水力発電や砂防ダムの改造による水力発電所の建設を行うことで、水力発電による電力の地域自給を目指します。将来的には水力発電で作られた余剰電力を使って電気分解を行い、その水素を利用した燃料電池利用による電力自給も目指します。ただし、こちらには電極の技術革新が必要不可欠です。

熱の地産方法<薪とメタンガス>

熱の地産方法
<薪とメタンガス>

ベーシックインフラ構想 No.03

ベーシックインフラ構想
No.03

放置されている里山の広葉樹林を自伐し、薪ストーブや薪ボイラーの熱源として利用します。また、生ごみをメタン菌で分解して、メタンガスとしての利用も目指しています。その他には、地中熱、太陽熱など、様々な熱源を組み合わせていく予定です。基本的には、熱は熱として利用するのが最も無駄なくエネルギーを使うことができると考えています。